1日のメディア接触時間のうち4分の1以上が、携帯電話/スマートフォン/タブレット端末で占められるようになったとの分析結果を、株式会社博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所が7日に発表した。
東京、大阪、愛知、高知の15~69歳の2504人を対象に今年1~2月、郵送調査により実施した「メディア定点調査2015」によるもの。
このうち東京地区における1日あたり・週平均のメディア総接触時間(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、パソコン、タブレット端末、携帯電 話・スマートフォン)は383.7分。最も長いのがテレビの152.9分(39.9%)だが、2006年の同調査開始以来、減少傾向にある。一方、 2006年以来、増加の一途にあるのが携帯電話・スマートフォンで80.3分(20.9%)だった。また、タブレット端末も20.6分(5.4%)あり、 携帯電話・スマートフォンとタブレット端末を合わせると今年初めて4分の1を超えた。一方、パソコンは2011年の81.7分をピークに減少に転じ、今年 は68.1分(17.7%)。「モバイルへのシフトが急速に進んでいることがうかがえる」としている。