<新築マンション>あすと長町人気

■河北新報2016年8月24日朝刊より

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仙台市内での新築マンションの購入先は、あすと長町地区(太白区)が最も人気が高いことが、広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支社が7月に実施した仙台市民アンケートで分かった。JR仙台駅東口(宮城野区)が2006年度の調査開始以来、10年連続で守ってきたトップの座を奪った。
市内を24地区に分け、住みたいと思う地区を複数回答で聞いた。あすと長町は27.8%で前年比3.2ポイントの増。理由(複数回答)は「地下鉄駅が近い」が48.5%で最も多く、「ショッピング施設の充実」(44.0%)「JR駅が近い」(35.2%)「病院が近い」(21.9%)が続いた。
吉野敦仙台支社長は「商業施設が整い、利便性は高い。マンションの供給量が大幅に増えたことも要因の一つだ」と説明した。
仙台駅東口は0.7ポイント減の27.3%で2位。一番町(青葉区)、上杉(同)が続き、前回3位の泉中央(泉区)は6位に後退した。
昨年12月に開業した市地下鉄東西線の駅近くでマンションを購入する場合、最も魅力がある駅は仙台駅が28.2%でトップ。青葉通一番町駅(22.1%)、宮城野通駅(13.4%)の順で、駅周辺の開発が進む荒井駅(11.1%)は順位を一つ上げて5位となった。
アンケートは市内に住む20~60代の男女計1000人に調査票を渡し、全員から回答を得た。