人は「何者」かになりたがる。そして、その「何者」は、突出した個性ゆえの何者かではなく、それなりの職業名が冠としてつかなくてはならない。なので、「何者かになりたい人」たちは勉強を始める。それは何かしらの資格が取れるという講座であったり、通信教育であったりと、何かしらの支援を受けての物であったり、様々。
◎◎アドバイザー、◎◎プランナー、◎◎カウンセラー、◎◎◎スト、◎◎コンサルタント、フリー〇〇、etc。
その後は、その業界の著名の人と無理やりつながろうとする。〇〇さんのところで学んだ▲▼さんと一緒に仕事をしています。とか。こんな田舎にいても、〇〇さんとつながっているなんて、素晴らしい。
ねぇ、▲▼さんって誰なの?。〇〇さんじゃないんでしょ。自分で自分のことを素晴らしいって言うんだ。
で、ぼくたちは思う。
「あの人は何者なんだろうか?。きっと何物でもないんだろう。」と、千秋がテレビ番組で言ったこの言葉を思い出す。
SNSっておよそ半分は「何者さん」が何事かを書いているだけの物なのかもしれない。
あなたは「何者」?。