2019上半期テレビCM出稿量トップは「通信・Web」 タレント別1位は渡辺直美

ビデオリサーチは7月30日、関東・関西・名古屋3地区の各民放5局を対象に2019年上半期(1月~6月)のテレビCM出稿動向を発表した。総出稿量を見ると、関東・関西は昨年の下半期と比べて微減。名古屋ではスポットCMの微増により、総出稿量も微増していた。

タレント別の広告主数では、有村架純と渡辺直美が15社で同率1位。渡辺直美は、CM出稿量(秒数)でもトップを獲得した。

商品種類別でみると、3地区とも「通信・web系サービス」の出稿が2018年同様、最も多かった。けん引したのは、「Indeed」「ディップ」のほか、「スマートニュース」「リクルートライフスタイル」「オープンドア」「トリバゴジャパン」「グーグル」のCMとなっている。

関東地区の、商品種類別CM総出稿量ランキング(2019年1~6月)は以下の通り。
※カッコ内は前年比

1 通信・web系サービス(118.7%)
2 普通乗用車(105.1%)
3 郵便・電信・電話(100.7%)
4 住宅・建材総合(86.4%)
5 生命保険(103.0%)
6 他の金融(108.4%)
7 他の化粧品(98.7%)
8 他の食品(105.7%)
9 損害保険(102.9%)
10 飲食業(100.2%)

通信会社のCMが起因 出演3人が大きくランキングを上げる

タレント別に出演しているCMの出稿秒数を見ると、関東地区は渡辺直美がトップ。「アフラック生命保険」をはじめ、BOAT RACE振興会や日本コカ・コーラなどのCM出演が重なり、昨年の8位から大きく順位を伸ばした。

また、上位の中で躍進が著しいのはKDDIの神木隆之介と、ソフトバンクの白石麻衣、吉岡里帆で、ともに大手携帯キャリアのCMへの出演によるもの。

関東地区のタレント別テレビCM出稿量ランキング(2019年1~6月)は以下の通り。
※カッコ内は、主な出演CM/出稿秒数/出稿本数

1 渡辺直美(アフラック生命保険/151,260/6,643)
2 土屋太凰(日本中央競馬会/131,370/7,800)
3 綾瀬はるか(コカ・コーラ/107,250/6,121)
4 菅田将暉(トヨタ/106,755/6,344)
5 神木隆之介(KDDI/105,330/5,369)
6 白石麻衣(ディップ/103,755/6,277)
7 濱田岳(リクルート住まいカンパニー/101,220/6,148)
8 吉岡里帆(都市再生機構/96,945/5,950)
9 有村架純(リクルートライフスタイル/96,660/5,809)
10 桐谷健太(KDDI/96,600/5,896)