この間の河北新報に、毎年恒例のDGコミュニケーションズ仙台支社の調査の記事が載っていた。このままマンション価格が上がっていったら、一体だれが買うんだろう?。そんな疑問がわいてくる。
新築マンション過去最高の4895万円 コロナで供給減も「下がる要素ない」
2020年に仙台圏で供給された新築マンションは前年比505戸(37・0%)減の860戸だったことが、広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支社の調査で分かった。供給戸数が1000戸を下回るのは、15年(891戸)以来、5年ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大で、販促活動に影響が出たとみられる。
仙台圏の供給状況は表の通り。あすと長町地区での供給が減った太白区は前年比232戸(52・0%)減、若林区で164戸(82・4%)減と、それぞれ大幅に下回った。
1戸当たりの平均価格は402万3000円増の4895万4000円となり、昨年に続き過去最高を更新した。泉区が5008万6000円と初めて5000万円台に乗せた。
平均面積は1・72平方メートル減の73・18平方メートル。間取りの比率は4LDKが2・8ポイント上げ16・6%だった一方、3LDKは12・8ポイント下げて60・3%となった。2LDK以下は増えた。坪単価は22万9000円アップの221万1000円となり、200万円台を初めて超えた。
DG社の鯨井秀貴仙台支社長は「今年は大規模な供給が見込まれ、戸数は増える可能性がある。平均価格は仙台圏の地価や工事費などの上昇傾向もあり、下がる要素がない」と話した。