令和5 年 度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

だいぶ前だけど、総務省の令和5年 度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査が出た。

令和5 年 度 調査結果 の 主なポイント

【「 テレビ 」 、 「 インターネット 」 、 「 新聞 」及び「 ラジオ 」 の利用時間と行為者率(第1章 1 1 )】
➢ 平均利用時間は、全年代では、平日、休日ともに「テレビ(リアルタイム)視聴」及び「インターネット利用」が長い傾向が継続。休日の「インターネット利用」の平均利用時間が、初めて200分を超過。
➢ 年代別にみると、「インターネット利用」の平均利用時間が、平日は10代、50代及び60代で大幅に増加し、休日は10代で大幅に増加。平日の50代では「テレビ(リアルタイム)視聴」を初めて超過。
➢ 「テレビ(リアルタイム)視聴」の平均利用時間が、休日の20代及び30代で大幅に減少。 60 代 は 平日 で 200
分、休日 で 300 分 を 超過 。
【テレビのリアルタイム視聴とインターネットの並行利用(第1章1-2)】
➢ 全年代では、平日は「テレビ(リアルタイム)視聴」の時間帯別行為者率が高くなる20時台及び21時台に、並行利用(ながら視聴)も高い行為者率となり、休日は21時台に高い行為者率となっている。
➢ 年代別に見ると、ゴールデンタイム(19時台から22時台までの間)においては、「テレビ(リアルタイム)視聴」に占める並行利用(ながら視聴)の割合は、平日は20代の22時台、休日は10代の22時台で最も高くなっている。
【インターネットの利用項目別の利用時間と行為者率(第2章2-1)】
➢ 全年代では、平日、休日ともに「動画投稿・共有サービスを見る」が最も長く、平日は「 メール を 読む ・書く 」 、
休日は 「ソーシャルメディアを 見る・書く 」 が次に長い。
➢ 年代別に見ると、平日、休日ともに10代、20代の「動画投稿・共有サービスを見る」の平均利用時間が長く、いずれも100分を超過。
【コミュニケーション系メディアの比較(第2章2-4)】
➢ 平均利用時間は、全年代では、平日は「ソーシャルメディア利用」及び「メール利用」が特に長く、休日は「ソーシャルメディア利用」が長くなっている。「ソーシャルメディア利用」は、平日、休日ともに10代及び20代の平均利用時間が長くなっている。
➢ 10代から30代の「ソーシャルメディア利用」の行為者率が「メール利用」と比較し高い傾向。40代から60代では、行為者率、平均利用時間ともに、「メール利用」が「ソーシャルメディア利用」を上回る。
【主な機器によるインターネット利用時間と行為者率(第3章3-1)】
➢ 平日、休日ともに10代及び20代の「モバイル機器」によるインターネットの平均利用時間が長く、10代は平日、休日ともに200分を超過。
➢ 「モバイル機器」によるインターネット利用の行為者率について、平日の10代から30代、休日の10代及び20代で90%を超過。
【「スマートフォン」、「フィーチャーフォン」、「タブレット」、「電子書籍リーダー」及び「スマートウォッチ」の利用率(第4章4-2)】
➢ 全年代では、「スマートフォン」の利用率が97.5%と高い水準にあり、ほぼ100%となっている。年代別でも「スマートフォン」の利用率は、各年代で90%を超過。
➢ 機器別では、「スマートウォッチ」の利用率が増加し、全年代では15.3%となっており、30代では20%を超過

【主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(第5章5-1)】
➢ 全年代では、「LINE」の利用率が90%を超過。年代別でも、10代から50代で90%を超過。
➢ 全年代では、「 X (旧 Twitter 」 の利用率は増加しており、 20 代では 81 6 と高い利用率 。 「Facebook」の利用率はほぼ横ばい。 「Instagram」の利用率は増加しており、女性の利用率が高い。
➢ 動画共有系では「YouTube」の利用率が高く、10代から40代で90%を超過。「TikTok」は10代で70%となっている。
【動画共有・配信サービス等の利用率等(第5章5-3)】
➢ 全年代では、「オンデマンド型の動画共有サービス」の利用率が最も高い状況が続いており、利用率は90%を超過。年代別に見ると、10代から40代で「オンデマンド型の動画共有サービス」の利用率は90%を超過。
➢ 「オンデマンド型の動画配信サービス」の利用率は、10代から50代で50%を超過。
【目的別の利用メディア(第6章6-1)】
➢ 「いち早く世の中のできごとや動きを知る」ため、10代から50代では「インターネット」、60代では「テレビ」を最も利用。
➢ 「世の中のできごとや動きについて信頼できる情報を得る」ため、20代では「インターネット」を最も利用、30代では「テレビ」と「インターネット」が同率、それ以外の各年代では「テレビ」を最も利用。「新聞」は60代では「インターネット」を上回る水準で利用。
➢ 「趣味・娯楽に関する情報を得る」ため、各年代で「インターネット」を最も利用しており、10代から30代で90%前後となっている。
【メディアの重要度・メディアの信頼度(第7章7-1・7-2)】
➢ 「情報源としての重要度」は、全年代では「インターネット」が「テレビ」を上回った。年代別では、10代から40代では「インターネット」が最も高く、50代及び60代では「テレビ」が最も高い。
➢ 「娯楽としての重要度」は、10代から50代では「インターネット」が最も高く、60代では「テレビ」が最も高い。
➢ 「メディアとしての信頼度」は、10代から30代では「テレビ」が最も高く、40代から60代では「新聞」が最も高い。
【70代における主なメディアの平均利用時間等(コラム①)】
➢ 主なメディアの平均利用時間は、平日、休日ともに「テレビ(リアルタイム)視聴」が最も長く、いずれも300分を超過。
➢ 機器別の利用率については、「スマートフォン」の利用率が最も高く、他の年代の利用率よりは低いものの、70%を超過。

詳しくはこちらで https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000122.html

個人的なポイントは「新聞」と「ラジオ」が10代~30代でほぼ誰も見聞きしていないところだな。近い将来、1~2社に収束を含めて、エリア単位では消滅する場所もありそうな気がする。もう一つが、「テレビ」を視聴している人は60代、70代がほとんどで、時間的には全体の7割以上ってところかな。これではテレビからは新しいことは出てこないな。詳しくはサイトで確認してほしいです。