突然の来社

3月末に忽然と消えていた、C社の社長のK氏が、突然事務所にやってきた。簡単に言うとデザインプロダクションの経営に行き詰まり、心を病んでしばらくの間、現実逃避していたって感じかな。実家の東京の方にいたそうだ。

別に、どうってことはないんだけど、東京もデザインプロダクションは壊滅状態だったということと、デザインプロダクションという業種をやめて、別なことをしたい、ということかな。

この不景気で地方のデザイナーが仕事が減ったので、続々東京に来ており、東京も仕事がないので、殆どがタダ同然の仕事しかなく、1年後には帰ってく、というのが多いそうだ。プレゼンとかはタダが当たり前で、取れた場合のみ、ひびたるお金がはいる仕組みが定着しつつあるそう。で、結果的に、タダなものばかりなので、素人さんかデザインしていることが多くなり、プロは要らなくなっきている。

多分、グラフィックデザインを行うというデザインプロダクションという業態が終焉を迎えつつあるということなのだろう、とK氏は言っていた。会社のデザイナーではなく、1クリエイターが、企画からプロデュース、製作、管理までをやっていくような時代になったのだろう。ものづくり、という仕事になりつつあるのだ。

うむ、深い。

まあ、そんな近況とかを聞かせていただいたが・・・・。

あなたがいなくなる前に弊社でやっていた仕事の代金はどうなるのでしょうか?。別に?って最後までしらばっくれていましたけど・・・。